混合ワクチン接種
TEL047-467-0028
午前9時〜午後7時まで診察(完全予約診察)
○混合ワクチン接種
推奨される接種方法・・・WSAVA(世界小動物獣医師会)が推奨する方法
【具体的には・・・】
犬猫ともに生後 14〜16週程度までに3回、その1年後に1回、その後は3年に1回
【ガイドラインの概略】
WSAVA「犬と猫のワクチネーションガイドライン」2015版 を見るには
検索エンジンで、WSAVA→トップページの「Global Guidelines」→「Vaccination Guidelines」
→Vaccination Guidelines2015-Japanese(PDF)と進んで下さい。 @犬猫のワクチンをコアワクチンとノンコアワクチンに分類する。 コアワクチンとは・・世界で感染が見られ、重度で致死的な疾患のワクチン A犬のコアワクチンはジステンパー、パルボ、アデノの各ウイルスに対するワクチン 猫のコアワクチンはヘルペス、カリシ、パルボの各ウイルスに対するワクチン B犬のノンコアワクチンは、パラインフルエンザ、レプトスピラなどに対するワクチン 猫のノンコアワクチンは、FeLV、クラミジア、ボルデテラなどに対するワクチン 《コアワクチン接種方法》 @犬猫ともに生後8〜9週齢(生後56〜63日。約2ヶ月)で初回接種 A3〜4週後(21〜28日。1ヶ月弱の間隔)で2回目接種 B生後14〜16週齢(生後98〜112日)で3回目接種 C3回目の接種からちょうど1年後に1回の追加接種 その後は3年以上に1回の接種でよい。 《ノンコアワクチン接種方法》 ・犬パラインフルエンザ・・コアワクチンと同様に接種。発生状況により毎年接種。 ・犬レプトスピラ・・コアワクチン接種終了後1回目接種 3〜4週後に2回目(初年度終了) 発生状況により1年1回以上接種。 ・猫FeLV(8週時点で陰性の猫のみ)・・・8週齢で1回目接種
3〜4週後に2回目(初年度終了)
以降はコアワクチンに同じ。 ・クラミジア・・9週齢で接種を始め、3〜4週後に2回目。発生状況により毎年接種。 《その他》 1.コアワクチンのガイドラインは弱毒生ワクチンを接種したことが前提 2.コアワクチンの3回目が大事。早く散歩したいからと早めず、生後16週目の接種がいい。 3.日本では、パラインフルエンザウイルスに対する単体のワクチンが販売されていない。 また、つい数年前まで販売されていた4種ワクチンも製造中止になった。 4−1.○犬の免疫持続期間の血清学的検査(コアワクチン): 多くの場合抗体が接種後3年以上維持することが知られている (じゃあ、接種後3年以内は抗体検査必要ないってことだね) 4−2.○犬の免疫持続期間の血清学的検査(ノンコアワクチン): ほとんど価値はない。 ※例外として、「うちの子、生後16週齢で3回目接種してから2週間経つけど、 本当に散歩デビュー大丈夫夫かしら・・」と心配される方 (ノンレスポンダーの検出)や、 「コアワクチンは5年でも6年でも、出来ればずっと再接種したくないわ」 という考えの方。には意味がある。