避妊・去勢手術
TEL047-467-0028
午前9時〜午後7時まで診察
◎避妊・去勢手術
(要予約。手術前の病院が指定した日に術前検査に来ていただきます)
※犬・猫ともに初診・再診料が別途かかります。手術代には血液検査代が含まれています(血液検査は必須です)。
※エリザベスカラー代(貸与もあり。要補償金)、吸収糸使用代が別途かかります(雄ネコは原則どちらも不要)。
※料金は、メニュー⇒診察料金でご確認下さい。
避妊・去勢手術(中性化)は、健康なペットに対し実施する手術です。
ハイリスクな手術を行う場合、手術のスピードや設備を重視する事は
必要ですが、中性化では、通常の手技で十分傷は小さく、執刀時間も
短時間です。
当院では、丁寧に、確実に、安全に、手術を実施します。
そのため重視していることは、
(1)術前検査
ペットの現状を把握し、安全に実施出来るかを見極めます。
(2)全身麻酔(後で詳しく書いています)
これらを実践しさえすれば、術後の回復も早く、
特別な手術機器、術式はまったく不要だと確信しています。
コロンボ動物病院が中性化手術の際におこなう全身麻酔は、
麻酔による事故や、ペットの負担をいかに減らすかを考え、
使用する薬剤や投薬量、投与経路に十分配慮しています。
(1)使用する薬剤について
中性化手術は健康なペットに行う短時間の手術のため、
「麻酔導入の簡便な方法」が使用されるケースが多く見られます。
当院では、麻酔導入の手技が煩雑でも、
○急激な低血圧を起こす薬剤
※ネコでは、2023年から麻酔導入のためにα2作動薬(=メデトミジン/キシラジン)・拮抗薬も使用することにしました。
○頻脈を起こしやすい薬剤
は脳や循環器に悪影響与える可能性があるので、
麻酔前投薬としてはルーチンに使用しません。
(2)術中は自発呼吸下のマスク吸入により麻酔を維持します。
【マスク吸入のメリットは】
1.気管チューブ挿管による喉頭や気管への刺激を与えずにすむ。
2.気管チューブ抜管直後の喉頭痙攣・無呼吸など不測の事態を回避
出来る。
当然、麻酔導入中に自発呼吸が停止した場合は挿管しますが、
その場合も、人工呼吸器を使用するのではなく、自発呼吸を再開させ、
自発呼吸下にて手術を実施します。その方が麻酔深度(麻酔の効き方)や、
その他異常をモニターしやすいからです。
【マスク吸入のデメリットは】
1.誤嚥する可能性がゼロではない。
(対策:抗コリン作動薬は前投与しないので、唾液分泌の少ない麻酔
薬を使用)
2.短頭腫の手術に注意が必要。
(対策:挿管すればよいが、抜管後のトラブルを考慮し、犬種によっては
お断りしています)
3.術中に呼吸停止することがある。
(対策:いつ呼吸停止してもいいように挿管の準備をしてから手術を開始する)
4.低酸素血症のモニタリングが必要
(対策:SPO2測定、呼吸モニターによりモニタリングする)
これらを基準に、使用する鎮痛剤・鎮静剤・注射麻酔薬を選択しています。
1.電話にて予約。術前検査に来ていただく日をお伝えします。
2.術前検査
3.手術当日の朝は絶食です
注1:手術前日の夜12時以降は絶食です
注2:お水はがぶ飲みしなければ、来院直前まで普通に飲ませて下さい
注3:脱水させないため、水をがぶ飲みさせないため、当日朝の散歩は
極力控えて下さい
4.昼12時30分にご来院下さい。猫はネットに入れ、キャリーケースで
連れてきて下さい
5.−犬:飼い主様にお手伝いいただき、静脈注射にて麻酔を実施
血管に注射します)
5.−猫:筋肉注射にて麻酔を実施(太腿に注射を1本うつだけです)
6.※手術開始から麻酔が覚めたのをご確認いただくまでの間は、院内で
待機していただきます(1〜2時間程度)
7.※その後、一度お帰り頂き、当日夜にお迎えに来ていただきます
(※6、7は状況により異なります)